特許翻訳者としてデビューしてからの5カ月間を振り返ってみた

2023年3月25日

実務記録

現在、2社(英日特許機械、英日校正)と契約。(講座開始から2年と6か月)

英日特許機械:11月初めに登録。11月~3月までに10件納品。
分野は、自動車関係、医療機器、農業など。

英日校正:10月末に登録。11月~3月までに23件納品。
分野は、機械全般、医療機器、医薬など。

今までに受けた実務は、だいたい約5,000~20,000ワードほどの明細書です。
英日翻訳なら、1時間平均約400~500ワード、1日平均約2,000~2,500ワードを処理可能です。
英日校正なら、1時間平均約1,000~1,200ワードを処理可能です。
時給に換算すると、バラつきはありますが、英語講師として頂いている時給より、
平均1.5倍です。まだまだ効率的でない部分をさらにスピードアップし、
翻訳の品質を上げていきたいと思います。

 

日々の仕事を効率よくこなすためのスケジュール管理

私は翻訳の他にも仕事をしています。
英語講師として、幼児から大人に英語を教えて19年になります。現時点では、7クラス10人に
教えています。実用英会話から受験英語まで幅広く対応しています。
さらに、剣道関係の翻訳・通訳、剣道の指導、子どもたちの学校関係の仕事、地域活動なども
しています。もちろん主婦業もあります。

そんな中、スケジュール管理が大変重要になってきます。
日々の予定は、子どもの大事な予定を含め、すべてスマホで管理しています。
日々の記録は、ノートに何時から何時まで何をやったかを毎日記録し、一週間ごとのまとめを
知子の情報に記録しています。元々細かいほうではないので、ざっとの記録です。
こうすることで、日々の活動を振り返ることができるので、結果として効率アップにもつながり
ます。知子の情報は、テキストベースで全文検索を素早くできるので、翻訳作業にも大活躍です。

翻訳に関しては、Toggl Trackという時間管理アプリで、プロジェクトごとに作業時間を記録して
います。作業ごとに大まかにも記録しています。分野にもよりますが、どの作業にどれだけ時間が
かかっているか一目瞭然です。私の場合は、訳語調べ、翻訳作業(明細書部分、請求項)、
訳語確定作業、チェックなどに分けています。無料で十分に使えますし、シンプルで使いやすいです。

 

2023年度の目標

3月初めに確定申告を終え、今年度の目標をたてました。

現時点では、特許翻訳と校正のどちらも途切れずに引き受けられている状態です。
レバレッジ特許翻訳講座を受講する前は、会社員になることも考えた時期があり、
就活をしていた時期もあります。しかし、英語講師としてのキャリアを残したまま、
今あるスキルを活かしながらさらなるスキルアップを目指したいと思い、特許翻訳者に
なろうと決心したのが、2020年9月です。
そこから2年と3カ月、学習時間合計3261.75時間で、仕事を受注できるように
なりました。11月に初実務を受注して以来、途切れなく受注できています。
今年度は、4月以降早い段階で、仕事の合間にトライアルにまた挑戦して、仕事獲得の
チャンスを広げていきたいと思います。
専門分野も少しずつ横展開できるように勉強を続けていきます。

 

まとめ

特許翻訳者として活動し始めて、改めてフリーランスとして働くことのメリットとデメリットを
感じます。メリットは、他の仕事も含め、自分でスケジュールを管理して動けることです。
デメリットは、仕事の量にバラつきがあることです。自分の翻訳スピードを把握することは
とても大事で、納期にも翻訳の質にも関わってきます。私の場合は、他の仕事とのバランスも
考える必要があります。自分がどれだけできるか、できないかを知ることは、けっこう大事だと
思っています。特許明細書を翻訳するためには、英語力だけでなく、技術に対する知識や理解力も
必要です。特許翻訳者として仕事を頂いていても、日々勉強しています。
時々フィードバックを頂くことがあるのですが、頂いたあとは必ず見直しています。
翻訳をすればするほど、日本語が難しいなと感じることが多いですが、日本語でも英語でも
言語に対して敏感なことが、翻訳にとても役に立っていると思います。

 

 

 

振り返り

Posted by CakeO